孫美のブログ・デビューは、「クッキー」。
「目と手の協調動作」で「のりばけ」の扱いを見せてくださった職人さんも小さいときの手は小さいものです。みんな小さい手でつくるものは、こんなものでしょう。手が止まってチューブを押し続ければ ウンチのような目、線をひいても、思うようにいかない口、怒った顔、びっくり顔、はてな顔、知らん顔、いろんな顔、わかってるよ孫美❣ママの顔にしたかったんだね!
—たかがクッキー作り、されどクッキー作り
作業療法の場面で、クッキーづくりをすることがあります。
クッキーづくりは、発達障害の若い人から、職業生活や家庭生活を目指す人、さらに老年期の障害をもつ方まで、幅広く用いられるアクティビティです。
作業療法士は、アクティビティを
運動・感覚・認知
の三つの側面から分析します。
運動や認知の分析は、対象者の年齢や経験によって視点が変わります。
準備されたクッキー生地を伸ばす。
型抜きをする。
オーブン皿に並べる。
焼く。
クリームのチューブの先を切る。
チューブを押して模様を描く。
クリームが固まったら食べる。
たったこれだけの工程ですが、 手、眼、耳、鼻、舌が働いています。
手は触覚。
目は視覚。
耳は聴覚。
鼻は嗅覚。
舌は味覚。
目・耳・鼻・舌・手からの感覚の情報が脳に集まり、
「クッキーを作る」という運動の計画が立てられます。
こうした体験は、脳の奥にある海馬に少しずつ蓄えられていきます。
通所リハビリなどの施設の利用者や記憶にダメージを受けた方には、この記憶が大いに役立ちます。知識のような記憶より 手をつかって覚えた折り紙、編み物、料理、将棋、ゴルフ・・・・などの方が思い出されやすいのです。
「得意な料理は、なんでした?」
「そう 子供さんのお誕生日は、大変でしたね。ケーキも手作り?」
「へえ それではクッキーは、お手の物でしたね。 今度一緒につくってみましょうか」
ある日のリハビリ室の片隅での会話です。作業療法士は、こんな風に本人も忘れている
アクティヴィティーを発掘しています。
がんばれ! パティシエ・孫美
見ただけでもダメ、聞いているだけでもダメ、食べるだけでもダメ。自分の手で
作ってみる。参加することで感覚が結びついて記憶にしまわれてゆくのです。そして
引っ張り出される時は、それに伴っていろいろな体験や動作が芋づるのように出てくる
のです。素晴らしい人間の脳の働きです。
孫美: 私の2番目の孫。当年とって3歳、4月から幼稚園に通うことになりました。いつも跳ねてる女の子です。9歳違いの孫市と一緒によく遊び、まるで「りくりゅう」ペアのようです。ニッター・ママ、手づくりのセーター、お揃いの帽子などなどに包まれて冬を越しました。4月、いよいよ幼稚園デビューします。

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