孫市 小学校6年生の日曜日

 

 孫市が母親の出張に付き添って状況しました。小学校もいよいよ卒業。 一緒に遊んでくれる時間もすくなくなるばかりです。母親も「連れてあるけるのもあおとわずか」と寂しそうにいいます。

 小学生の日曜日、孫市の朝は早かった。なんと4時起きです。目覚ましで起きると、さっそくリビングでパソコンを立ち上げてスタンバイ。なんとゲームイベントに参加するとのこと。登録者3万人。世界中のゲーマーがキーボードに向かっているわけです。約1時間半、集中力もすごいものです。

 孫と一緒に起きたおばあちゃんは、画面を見てもどういうイベントかよくわかりません。説明してもらっても、何がおもしろいのか見当がつきませんでした。しかたなく、目覚まし代わりのコーヒーをいれるおばあちゃんでした。

 母親の説明によると、「朝ゲーム」は、小学生のトレンドとか。朝ゲームしてから塾に行くのが理由だそうです。ママ・パパの網の目をくぐりながら遊ぶ子供たちの姿が目に浮かびます。外遊びがだめなら、モニターの中で遊びます。

 ゲームを終えた孫市は、朝食後にママにお布団へ押し込まれ、あっという間に4時間たっぷり朝寝。はらはらしているおばあちゃんをよそに、ママもすっかり慣れたものです。

 小学校6年生の孫市を連れて浅草に行きました。電車の中でも喫茶店でも、スマホから目が離せません。「人込みではスマホ見ないで!」と必死のおばあちゃん。どこ吹く風の孫市は、スマホ片手にさっそうと前を歩いていきます。





いったい、どこを見ているのでしょうか。人力車、大川、キントン・ビル、そしてスカイツリー。さすがのスマホ少年も、思わずスマホをカメラに替えました。ほっとするような、普通の反応でした。

 


 結局、浅草から帰りの新横浜へ向かう途中の電車の中でも、孫市はスマホ。スマホをのぞくと、画面が飛ぶように流れ、時々止まります。止まった画面には、ずぶぬれのハムスター。孫市「かわいい!」 おばあちゃん「*?+()&」。ママと一緒にステーキをがっつり食べて、新幹線に乗って帰っていきました。

 小学校6年生、もう小さな大人です。「おばあちゃん、おばあちゃん…」と甘えてくることもなくなりました。かといって、あたりかまわず走り回るほど怖いもの知らずでもありません。東京の電車、バス、町中は、孫市の目にはどう映ったのでしょうか。感想の答えが返ってくるのは、まだ先のような気がします。大人が気分を先取りしてしまっては申し訳ないと思ってしまうくらい、繊細な雰囲気がただよう孫市でした。スカイツリーを眺める孫市。中学ではバスケをやるという孫市。ダディーに買ってもらったナイキのシューズを部屋の棚に飾っていると、うれしそうに話す孫市。スマホを、まるでナイフか煙草のように携帯している孫市。自分の思春期とはまったく違う文化が育ってきていることを実感する一日となりました。

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